ダーリン・ミシン



変な衣装
変な声
変なステップ
変な歌詞
変なメンバー
全部変



ダーリン・ミシンてこの変な歌の歌詞に

「おーーお前の涙 苦しんだことが卒業してしまった学校のような気がする夜」

ってのが

消えてしまったキヨシローのことを
卒業しちゃった学校みたいな気がするようになっていくんだなと

もうすでに そういう感じなのかもって思って
遠いところに行き過ぎだよって胸がチクチクする

廃校になってばらされて空き地になった木造校舎の
理科室や 校庭にあったポプラやらはっきり思い出せるのにもうないんだ


街ですれちがう人や
なにげに挨拶する人が ほんとうはどんな悲しみや苦労を持っていて
それを背負って生きてるかとかほとんど知らない

知らずに傷つけているかもしれなくて
知らない間に許されていることがきっとあるはずだ


あたしの尊敬する人が


「人間の本質は『許す』ということだ だから『許す』ということだけは妥協してはいけない」と言った


簡単なことはどんどん許せる
暴言 影口 中傷 根拠のない噂
 
あたしにとったらそんなのは痛くも痒くもない

火のないところにも煙はたつし
永遠に誤解されてても べつにどうってことない


そんな簡単なことを許せてもだめなんだろうなと思う


敵は自分自身


そう そういうことだ


ダーリン・ミシンから話しがそれたけど

新しい音楽
新しい本
新しい映画

そういうのをいっぱいいっぱい見て

行ったことのない場所も行こう


キヨシローという糧に終止符はないから大丈夫


彼はあたしの宝物