2011年

晦日から元旦の朝までお店で常連さんたちと飲んだくれて
ちょー楽しかったね!

元旦の夜から夜勤で 2日の朝帰宅して箱根駅伝
タツで居所寝して延々ダラダラ


とある青年が女を殺す小説を読みながらTVを見て笑ったり
ご飯食べたり お菓子たべたり コーヒー飲んだり タバコを吸ったり


もーー延々何時間もやってる


新年早々 小説なんか読んでて自分が一瞬怖くなって凍りついた

てのは

「あんた安っぽい女だろ?」と殺される女が殺され

その女は本当に安っぽい会話で安っぽい行動で
「あたしは本当はこんな女じゃないのよ」と男に媚びて
いつしか「こんな女」でしかないことを結婚相手に丸投げし
子ども産んで 子どもにだけ期待を膨らまし
近所の茶飲み友達と 気に入らないだれかの悪口で暇をつぶし

小説の中とはいえ 彼女が殺されても あたしは一向に構わなかった

あたしは間違って その小説の上巻と下巻を逆に読んでた

下巻の途中で上巻に引き返し

殺された女の父親 母親の存在
彼女の生い立ち 友達 仕事 物の見方 
男に求めるものを後から知った

小説とはいえ 殺された安っぽい女の死を「一向に構わない」と思った自分が怖かったんですよ


マジで恐ろしくて TVのお笑い番組で自分をごまかして一服したよ




2011年

あたしは昨年の最後に書いたけど

たとえブログであっても自分をつくるのは嫌だ(っていうのは今までもそうだけど)

生身のあたしが書いてるのか?みたいな文章は書かないつもりです




本を読む人か?と聞かれたら
あたしは時々読む人で
最近はコンビニで買った単行本とかです


映画もそうだけど たったワンシーンでも好きなシーンがあれば
あたしはその映画がとても好きだ

本もそうです

たった数行が心につきささったり
脇役の台詞一言に何かに気が付いたり
やっぱり読んで良かったと思える本のほうが多い

オチが今一だとか 文章が雑だとか 全体のまとまりがないだとか
なんか稚拙なんだとか やっぱ女が書く文章はだとか
所詮男の言い分だとか・・・


そういうことをいっぱい評価してしまう人は


何ページの何行目から何行目で 胸がズキっとなったりしなかったんだろうか?


殆どの小説や伝記や子ども向けの絵本でも
究極「急性期の脳卒中なんちゃら」なんてものでも

グッとなってしまう文章を見つけてしまう



例えば 角川文庫の全ての本の最後にある文章に
あたしと同じように感動している人はいっぱいいるだろうと思って検索すると


あるある


読みながら文字を打ち込むのが面倒だから探したんだが これのこと

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角川文庫発刊に際して               角 川 源 義

 第二次世界大戦の敗北は、軍事力の敗北であった以上に、私たちの若い文化力の敗退であった。
私たちの文化が戦争に対して如何に無力であり、単なるあだ花に過ぎなかったかを、私たちは身を以て体験し痛感した。
西洋近代文化の摂取にとって、明治以後八十年の歳月は決して短かすぎたとは言えない。
にもかかわらず、近代文化の伝統を確立し、自由な批判と柔軟な良識に富む文化層として自らを形成することに私たちは失敗して来た。
そしてこれは、各層への文化の普及滲透を任務とする出版人の責任でもあった。
一九四五年以来、私たちは再び振出しに戻り、第一歩から踏み出すことを余儀なくされた。
これは大きな不幸ではあるが、反面、これまでの混沌・未熟・歪曲の中にあった我が国の文化に秩序と確たる基礎を齎らすためには絶好の機会でもある。
角川書店は、このような祖国の文化的危機にあたり、微力をも顧みず再建の礎石
たるべき抱負と決意とをもって出発したが、ここに創立以来の念願を果すべく角川文庫を発刊する。
これまで刊行されたあらゆる全集叢書文庫類の長所と短所とを検討し、古今東西の不朽の典籍を、良心的編集のもとに、廉価に、
そして書架にふさわしい美本として、多くのひとびとに提供しようとする。
しかし私たちは徒らに百科全書的な知識のジレッタントを作ることを目的とせず、あくまで祖国の文化に秩序と再建への道を示し、
この文庫を角川書店の栄ある事業として、
今後永久に継続発展せしめ、学芸と教養との殿堂として大成せんことを期したい。
多くの読書子の愛情ある忠言と支持とによって、この希望と抱負とを完遂せしめられんことを願う。

一九四九年五月三日

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本を読もうが読むまいが
あたしはそれで自分を構築するものに影響があるのかはわからない

どれだけ読んでも 弱虫だったり汚れた考えに囚われたり
あたしはいったいどういう学習能力してるんだろう?
なんていやになったりする

でもやっぱり 出会って良かったと思う「出会い」だって思う



子どもの頃に出会って良かったと思うもの2冊


クラバート

千と千尋の神隠しを見たとき
「あ・・クラバートだ これ」って思った
勝手にあたしが思っただけです 違ってたらすぃませんジブリ

プロイスラーは小学校の図書館にあったもので
「大泥棒ホッツェンプロッツ」
「小さい魔女」で 知ってる人は知ってるでしょう
ユーモラスで面白おかしい部分が多くて
「クラバート」は全然違った

暗くて残酷で重苦しくて怖かった

子どものとき この「クラバート」の結末に
「なんなん?全然意味わからん」って思った

大人になって読み返して 人を好きになることを知ったあたしは
やっとその結末の意味がわかった


ゲド戦記影との戦い

世界を闇の力で滅ぼそうとする「影」
「影」を追い 地の果てまでも追っていくハイタカ
追い詰めた敵の正体を知った時
この本を読んでいたあたしは恐怖に震えたよ


相手の真の名前を知るものがそれを支配し
その運命を決めることができる

ハイタカの真の名前は「ゲド」だった

追い詰めた敵「影」がハイタカの名前を呼ぶ


「ゲド!」


ハイタカもまた「影」に向かってその真の名前で呼ぶ

「影」の真の名前は・・・・


いまさらながら

この本の意味していることが恐ろしい

 
その意味を取りそこなって感性だけが先走ることのないよう

自分の糧になりゃーいいけど なかなかね・・・

今年もこんなあたしですが よろしくです


2011年

とりあえず ちょーーーロングになったネコっ毛がどうにもならないんで
トリートメントから始めよう(笑)

それでいいんだろ?<I君


つーか 春になったらバイクに乗れるっっっ

まだまだ冬だしーーーーー薪で風呂でも焚こうー