永遠のマリリンモンロー

マリリンを知ったのは たぶん中学生のころ

最初に見た映画は 「バス停留所

女の子が 本当はどういう生き物かってことをすっごく上手に描いた作品

それで大好きになって 「マリリンモンロー」という文字を見れば追いかけて
雑誌を切り抜き 新聞のテレビ欄に名前をチェックして
映画は全て見尽くして とにかくハマったわ


セックスシンボル????
マリリンが???まさかっ よく言うわ

と思って 今もそう思い続けてる


それからしばらくして
マリリンの死因がなんだったのかに興味を持つ人が沢山いることを知ったけど
あたしは マリリンが何故死んだのかには全く興味がなかったから
そういう記事や本には触れる機会がなかった


最近になって何かのきっかけに 彼女が何故死んだのかを
あたし以外の人ってどういう方向性で納得したいのかを知りたくなった


調べるとあるあるある・・・

自殺説が一番多いけど
暗殺説まであって 
それを一冊の本にしてしまう人もいっぱいいて
ディスカバリーチャンネルでは死因検証ファイルなんて番組を作っているし
そのことをネット上の掲示板で質問している人や
自分のブログなんかに長々と書き連ねてる人もいる


つまりその謎が解けないのだ



受話器を持って全裸で死んでいた
そばにはお酒のビンと空の睡眠薬のビン

その状況が不自然すぎる
説明がつかない現場の状況
受話器を持っていたのに通話記録が一切ないのは不自然

理解できない ちんぷんかんぷん



目を閉じて マリリンのことを考える
あたしはマリリンの大ファンだから そういう風に


ある真夜中

誰に電話をしていいか
そうだあの人ならきっと気分を晴らしてくれるかも
いいえ こんな時間に電話するなんて・・

つか お前が寝ろよ!!みんな寝てる時間だっつーの
みんな朝になったら起きてバタバタ忙しいんだよって普通そうでしょ

マリリンはそれも分かっちゃいるけど寂しがリータの根っこを絶てない

お酒を飲みすぎて理性より感情に支配されて

それでもチラつく理性が

「そうね みんな寝ている あたしが電話したら『なにかあったの?』って聞かれる」

「そうよ だから寝なくちゃ」と睡眠薬を飲んで それを効かせる助けをお酒に求めて
それでも もしかしたら誰か眠れない友達もいるかも?

あーだれかいないかなあ・・

なんて グズグズイライラメソメソして 全然ダメダメ人間


そしてふっと意識を失ったのかも?

だから 別に死ぬ気じゃなかったのかも?

なんて考える人はいないよねー


あたしももういい

彼女の死因についてはやっぱりどうでもいいから それは置いといて


下の動画は「ナイアガラ」

たくさん映画を観てきて たくさん悪女を観たと思う

桃井かおりの「熊子」なんか 殺したくなるキャラだったよ
あれこそ世界一の悪女っ


マリリンのナイアガラの悪女 マリリンはぞっとするほど愛おしい

この悪魔のような女 ローズを殺したくはならない

この軟らかい罠にかかって
あたしが男ならジワジワと殺されてしまうしかないような


天使の姿をした悪魔

どんな女優もきっとこうは演じられない


どれほどこの役について熱心に取り組み
どれほどキチンとこの仕事をやり遂げたか たった数分の動画でもそれがわかる


彼女が努力の人であったこと

ってあたしはそう思うんだ


そうは言っても

あたしの一番好きなマリリンモンローは「帰らざる河」のマリリンです




なんにもない空に向かって

手をいっぱいに伸ばして 何かをつかもうとしていた

飢えなくてもいいのに飢えて

ディマジオがあなたの遺体を引き取り埋葬し

ディマジオは自分が死ぬ日まで赤いバラを墓にそなえつづけたそうです


美談でもなんでもない

痛い女



大リーガーのディマジオと結婚したマリリンは幸福そうだった

でも夫が遠征中にマリリンはイライラし始める

なぜ あたしはいつも独りなのよ!

ディマジオが「ダメだ!」と言ったことも無視してマリリンは戦場の慰問へと向かう



戦場に現れたマリリン



熱烈に歓迎され チヤホヤされて

それでもマリリンの心にあったもののことを考えると

あー

それはダメだよ・・・逆さまだよ


痛いよマリリン




この記事を書くにあたって YouTubeでマリリンの陰の部分をさがして
「マリリンモンローの苦悩」とかってのがあって
それはすっごく怖いセリフだったからアップはしませんけど

そういう「陰」「闇」「負」の彼女を追い続ける人たちが永遠に後を絶たないのは
やっぱ彼女自身が痛い女だったってことなのは否めない


ちょっと悲しいかも・・


ま いいや

あたしにとってマリリンモンローは努力の女優です
いろんな役柄を ひとつひとつ丁寧に 一つの手抜きもしなかった


それだけでいいじゃないの


さよなら おバカなマリリン


でもずっとファンだよ 女優というあなたの仕事への姿勢とその作品を
きっと一生愛してます




さあ もうすぐ今年は終わりです



来年までさよーなら 来年またわけわかんないこと書き続けるかもです

あたしは文章書くときは そのときそのとき思ったことを かなり真面目に書いてます

何かを強く感じてないものは書かないです

書いたものがあたしの全てではないし 

今日は今年最後の記事だから 一番大好きな女優さんの話しを書きました

でも来年はちょっと回路を修正したいと思います


あたしがマリリンモンローを大大大好きだっっということの中でも
彼女の全てを崇拝したくて悪口なんか聞きたくない(マジあたしは大ファンですから)
彼女の金髪やおっぱいばっか観てるなんてバカじゃないの!


っていうんじゃなくってー

冷静に「あーアメリカのセックスシンボルね?」という言葉を

そうね とてもセクシーだったものね と言えるようになりたいの

それは 生活の全てにおいて

あたしはちょっと自分の回路を修正したいのです

マリリンの話しはその練習


ま そういうことです

じゃあまたねー 良いお年をお迎えくださーい