メリークリスマス!

あたしのばあちゃんは敬謙なクリスチャンでした

お葬式には神父さんがばあちゃんをいろいろ紹介してさ

会津武家から蝦夷へ渡った歴史とか
五稜郭で戦った侍がその後どうなってこうなったみたいな説明まであった

サムライの娘のばあちゃんはクリスチャン・・

意味わかんねーけどそういうことで

そういうばあちゃんに12歳まで叩き込まれたのは

ベタベタな「武士は食わねど高楊枝」

まさにあたしの心の底の根っこの隅っこに巣食うわけである

サムライの娘の孫は

腹が減っても「あーおなかいっぱい」という顔をしていなければならないのです

わかりますか?


わかるよ!
あたしもそうするよ!

よくわかんないけど それは正しいのだ 今もそう思ってるよ

忘れそうになったことあるけど今思い出した



あるクリスマスの日


ねークリスチャンでもないのにクリスマスを祝うっておかしくない?と
ばあちゃんに聞いたら

「でも楽しいからいいんですよ」と教えてくれた

そうね!みんな楽しいほうがいい!


ひとりでクリスマスをやってる人がいたら世界を見て

世界のどこかで 今日も傷ついている人がいるってこと



かみさま ジーザスクライスト

世界中のこどもたちを傷つけないでください

だって子どもを亡くした人間は二度と立ち直れないんだよ

なんとかかんとかやっていくし 

適当に笑ったりもできるようになるし

でも救われることは決して無い

救われる?そんなものいらない


花なんか手向けて 死んだ子が喜ぶのかよって思うんだよ

死んだら終わり The End

あの子を思って 一生死ぬまでそれを背負っていくことなんか

あのこが永遠に知ることはないのが救いだ


だから子どもを傷つけないで

傷つけないで 殺さないで!!!

あたしの今日の願いはそれだけだよ!

それが叶うなら

命もいらないかな?なんて

だって世界中の子どもが 理不尽に戦争とかで傷つかないですむなら

ジーザスがやってくれるんなら

あたしは自分の命はいらないよ まじでさ