バイク

休日は

島の国仲から東側の海沿いに
夫の後ろをついて走って

彼は町並みや
トンビとカラスが餌の取り合いしながら飛んでるのをよそ見しながらも

あたしのSRを時々確認しながら前を走ってく


あたしも気ままに歌いながらついていった


水蒸気に煙る港町

光る水田

田んぼの畔道のタンポポの群集

遊んでる子どもたち

手を振ってくれたおじさん


ずっとずっと歌を歌って走っていたのでした

時々バイクを止めて
缶コーヒーを飲んだりタバコを吸ったりして
また走り



隼のIさんと二度遭遇

二度目に一緒に休憩して

「さっき雲海がすげかったぜ」と彼はデジカメで撮影した雲海を見せてくれた


東側の海は晴れて 穏やかな波が光ってた

あたしはTシャツに皮ジャンだけで
走ってるとちょっと肌寒くて


でもこれから どんどん夏になっていくんだ

こないだまではまだ走ると寒かったよね?って

すぐにそんな季節になる


あーこのまま
どこまでも走っていたいなあ

夏までずっとずっと


とか思ってるうちに夕方になって帰りました