タラの芽2

mikeinu-miho2010-04-17

写真に才能なくてすいません

F子さんは山の木を枯らすツルを次々と切断する ハサミ ノコギリ まだ無くしてないナタを腰の西部のガンマンみたいなベルトから出して
直径7〜8cmくらいの太いツルを切りながら山を登っていきます

途中にタヌキ(ムジナ?)が掘った穴があったりして

「ん〜ここに何があったのだろう?ナゾだっ」

とか話しながらあたしはついて行きます


海が見えなくなり 周り中が雑木林しか見えなくなると方向が分からなくなります

街に何年暮らしても道に迷うあたしは F子さんが見えなくなったら必ず遭難するだろうと思います


そしてたどりついた

おータラの芽だ!


でもF子さんはいいます


「それは小学生だから駄目」


山でも海でも手当たり次第に撮り尽くすのは駄目なのです


「ご馳走さまっ」


とF子さんは木にいいながら
見つけたタラの芽の中から幾つか(それでも20個ほど)頂いて

「マスターとミホちゃんと 今日のお客さんの分はそれだけあれば十分だろ」と

いつも自分の分は一つもとらずに

「よし お弁当にしよう」とおにぎりを出しました


あたしとF子さんは おにぎりとお茶を飲んで

「山はいいね〜」

「山がサイコーっ」とかいいながら

春を満喫したのでした