さいてーか…

昨日は海に行きました

久々に気温も高くて 波は比較的穏やかでした


早く夏にならないかなあ


バイクも乗れない冬はストレスです


昨年は足の皮膚トラブルで海にも入れず

今年の夏は
また日焼けも気にせず散々海で遊んでやろう!と思います


さて
あたしは20年以上 看護師をやっています

先日

過去のあたしの行為について

「あれは看護師として最低だ」と言われ

「お前は最低の看護師だ」と続けられ

凹んだわけです

なんともやりきれない


そして
その言われた事の意味や その背景にあるエピソードを思い出しました


左足を大腿から切断した少年が
あたしのバイクに跨り
懸命にキックペダルを必死に踏みぬいていた


「将来バイク乗るならさーシフトチェンジを手でやれる改造とかさ あると思うんだよ」

生きていれば
本当にちゃんとバイクにも乗れたかもしれないね



あたしには 関わってきた患者さんとの

おかしなエピソードが多々あります


だいくばら君
彼は縱隔癌だった

あたしは余命いくばくもない彼の病院脱走を手伝い

高崎北駅のそばにあった パステルという店で夜通し彼と飲んだくれ


玄三という肺癌患者から馬券を買ってこいと患者に言われたら

OK任せろと 高崎競馬場の馬券売り場に走り

そのレースを共に観戦し

禁食と言われていた草ケーサクさんに

チュッパチャプスを舐めさせ


「今日彼女を振る」と言った 頚髄損傷の山田に夜勤で缶ビールを飲ませ

腕が動かないから涙も吹けないと言う山田を
「あんたは男だよ」とだきしめた



あたしを最低だと言う人が あたしを最低だと罵り

あたしの行為が法的に 社会的に問題だと言うなら

あたしの肩書きを取り上げたらいい


患者たちも必死こいて生にしがみつき

おかしな壺を買ったり
変な温泉行ったり

魔女がつくるお茶みたいなものを飲み

あたしはあたしで

悲惨な彼等の状況に感情移入して 誠意よりも人間として関わらずにはいられなかった



「彼等はあなたの親?子ども?あなたに泣く資格はない さっさと現場に戻りなさい」


それはあたしの最初の師があたしに言った言葉だが

あたしを最低と言った人間が安易に使ったのは興ざめだ



「寿司がくいてえ」と
腎不全末期の岩首の大工が昨年言ったので
あたしは弁慶で寿司を買っていってやった


彼ももう死んだ


あたしには泣く資格はない

あたしは泣いてなんかいないよ

トラウマにも美談にもしない

無力感もないし




でも




最低といいたいなら
言えばいいさ


故にあたしは現場に生きてる


あなたがバカにする医療現場で