内輪ネタ スキー野球 記憶に残る江夏と里谷のこと

mikeinu-miho2011-04-14

ふ〜
一服…

けんぢのマイグラスがあたしのものになりつつあるこの頃


さて



昨日のTしのぶ君の
「新宿〜港町♪」は
笑いすぎて腹が痛かった

いつだってTしのぶ君は面白すぎる


それから
こないだはHあけだの昔のスキーのビデオをみた


スキーは散々やった

最初は長い175の板だったけど


里谷多英が好きで
モーグルをやりたくててのと
キャリアにくっつけるのが面倒で
短い160に履き替えて

毎週毎週滑って
上手になりたくて
足をそろえたくて
一人でもスキー場に通ってた


でも2時すぎはビールともつ煮と昼寝
雪焼けで目は痛いしもういいや飲んじゃえ

その時間なると食堂空くからね



上級てっぺんから急勾配のアイスバーン

一瞬怖いけど 滑り出したら大丈夫


まだやれるかなあ…

多分大丈夫だろ


一昨日はS君と野球開幕戦


歴代野球選手で誰が好きなの?と聞いたら


山本浩二

あーでも江夏が好きだ


素数
完全数だっけ?
数学の博士の話しあったよね


博士と家政婦と家政婦の息子ルートの話し


博士は交通事故の後遺症で新しい記憶は80分しか保てない

1975年で止まった記憶の蓄積

でも博士は自分の障害を理解していて
新しい事を忘れないようにメモを取り
それを着ている服にクリップで止め
健常な時間で生きている人々に迷惑をかけたくないと思っている


博士のメモの中で一番大切なのは

「僕の記憶は80分しかもたない」なのだ


その博士が
江夏が阪神の現役選手である事だけは譲れない現実


さっき本棚からだしてまた読んでみた


(275ページ:博士の誕生日)

プレゼントを贈るのは苦手でも もらうことについては博士は素晴らしい才能の持ち主だった

ルートが江夏のカードを手渡した時の博士の表情を
きっと私たちは生涯忘れないだろう
カードを手に入れるため私たちが払ったごくささやかな労力に比べ
彼が捧げてくれた感謝の念はあまりにも大きかった
彼の心の根底にはいつも 自分はこんなに小さな存在でしかないのに……という思いが流れていた
数字の前でひざまずくのと変わりなく 私とルートの前でも足を折り 頭を垂れ 目をつぶって両手を合わせた



(282ページ)

博士は身を乗り出しルートを抱きしめるようとする
持ち上げた腕は弱々しく震えている
ルートはその腕を取り博士の肩を抱き寄せる
胸で江夏のカードが揺れる


背景は暗く観客もスコアボードも闇に沈み
江夏ただ一人光に浮かび上がっている

今まさに左手を振り下ろした瞬間だ
右足はしっかりと土をつかみひさしの奥の目はキャッチーミットに吸い込まれていくボールを見つめている
マウンドに土煙の名残がボールの威力を物語っている


生涯で最も速い球を投げていた江夏だ

縦縞のユニフォームの肩越しに背番号が見える

完全数、28




ふまえて


里谷も痛いアスリートか?


記憶に残るって言えば里谷多英はあたしの心に鮮明に熱く記憶に残ってる


長野オリンピックで金メダルを取った滑りは生涯忘れられないだろう


あの時里谷が滑り降りたコースのそばに森徹の記念碑がある

「君を忘れない」って書いてあった


里谷の金メダルを飛び上がって喜んでいた森徹は
長野オリンピックの出場直前に癌の診断を受け

次のオリンピックに生きて出場するために長野を諦め治療に専念する


病床の彼を里谷は見舞っていないらしい

あたしも
ある大切な友人の病床どころか葬式にも行ってない
だから涙一つこぼれたことはない


今だってアイツが死んでるなんて知らない

あれで良かったんだ

そういう関係もある


里谷多英の醜聞は数知れず
成績もパッとはしないが
長野オリンピックのあのモーグル

あんながむしゃらな

あの一か八かの勝負師の滑りを忘れられない人々は沢山いるはずだ


お酒を飲みながら
S君と今年の開幕戦阪神VSヤクルトを見て

どこまで何を喋ったのか記憶が飛ぶまで飲んだ



お互いに明日もがんばろーぜ

メールでも電話でも一緒に飲んでも
S君が最後にあたしに言う言葉は同じ


お互い明日もがんばろーっ


ありがとう!



次回の内輪ネタは けんぢ藩のこと書こう

かなりくだらない…


いつもみんなありがとう!