カチカチ山2

mikeinu-miho2009-09-02

おじいさんが流しの下を見ると おばあさんの骨がころがっていました


おじいさんはくやしくて泣きました


「罪もないおばあさんをころすとはひどいたぬきめ」


そこへ山に住むウサギがやってきて

「おじいさんどうして泣いてるのですか?」
と ききました


おじいさんは
「おーよく来てくれた きいておくれよ
全くひどい目にあったよ」
と ウサギにこれまでの事をはなしました


「わかりました わたしがカタキをとってあげますから大丈夫です 安心してください」


ウサギはタヌキの住んでる穴に行きました

「しばを背負ってくれたら栗をあげるよ」と
タヌキを上手に騙してしばを運ばせました

タヌキは喜んでしばを背負って歩きだしました


するとウサギはタヌキの背負っているしばに火打ち石で火を切りました


カチカチっっ


タヌキはウサギにききました


「カチカチいうのはなんじゃいな?」


ウサギは答えました


「ここらのお山はカチカチ山というそうな」

しばに火がついて ぼうぼうと音がしました

タヌキはウサギにききました


「ぼうぼう言うのはなんじゃいな」


「向こうのお山はぼうぼう山というそうな」

風が火を燃え上がらせて
あっという間にタヌキの背中が燃え上がりました


「ぎゃあ〜っっっ!
あちちちち!!!!!あつい!あつい!
助けてくれ〜!!」


タヌキは背中に火がつき背中一面大やけどをしました


タヌキがやけどが痛くて
うんうんうなりながら 暗い穴の中で寝ていると ウサギがやってきました


「やけどに効くいい薬をぬってあげましょう
やけどには唐辛子味噌がよくきくんだよ」


タヌキは「ありがとう ありがとう」 とウサギに薬をぬってもらいました


「ぎゃあ〜〜!」


ウサギは
「最初はピリッとするけど大丈夫ですよ」
といいました



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つづく