太古の人たちは
自分たちの進化系が地を焼き尽くす火を生み出すとは思ってなかったろうな
お風呂を薪で焚くとき
古代からの血によって
あたしは燃える薪の火に安堵する
薪でお風呂を焚く
火をじっと見る
パチパチ小さくはじける火の粉
ぼんやり眺めて心を研ぎ澄ます一時
あたしの本質は腐ってないか？
ズルい所に折り合いをつけられる
そんな心根の腐った大人になったんじゃないか？
誰も見ていないからいいやと 立ち小便
道に物を捨てる人
お月様が見てますよ
故郷の大地に眠る祖母がストーブに薪をくべながら言っていた
