北帰行。

窓は夜露に濡れて


夜中に片付けてるとふと口づさむ。

あたしの故郷は十勝平野の、あの大地。

だけどそれを歌ったものにシフトしない。

 
あたしは我故郷を思って黙る。
歌の通り。


いまは黙して行かん
何をまた語るべき
さらば祖国わがふるさとよ
あすは異郷の旅路