最近の事とかいろいろ

mikeinu-miho2012-04-01

昨夜は泥酔でギリ遅刻で病院へいくと


いきなりエイプリルフールで騙された…


今時エイプリルフールやるのかよ!


マジ騙され笑い者になり

やはりあたしはバカか?


先日の病院の歓送迎会で医者に暴言を吐きまくったらしく


よく覚えてないが


美穂「えほりに出ねえなら出不足出せ!おめーの社宅の周りが一番汚いんだよ!」


医者「人を上から指差すなよ!」


事務長「本田さんっバイクの話しをしようよ!」


美穂「いつ辞めるんだよ!」


医者「俺は辞める時は自分で決める!」


事務長「本田さんっバイクの話ししようよ!」




という下りは言われたらなんとなく思い出した…


まあいいや(笑)




そして懐かしい奴から電話があった

100キロくらいは平気で遊びに来て


「え〜あたし夜勤だぜ」と言うと


「へ〜じゃあまたね〜」と帰る…普通に…


普通電話してから来るだろ!


そんな奴


今日の電話は


「みっぴ〜ちょっと聞きたいことあるんだけど〜」と


マジで10年ぶりくらいの
古い友達の声を久々に聞いた


東北の震災のとき

確かあいつは被災地にいるんじゃねえっけ?と思い出して


「大丈夫か?」とメールをしたら


一か月くらいしてから

「大丈夫〜」


と返事が来た


要するに そういう奴だ


何年会わなくても
昨日も遊んでたみたいな…乗り?関係?(笑)

そして


昔からルーズなのか
フットワークがいいのかわからない奴


スノーボードだけは天才的で

長いウサギ耳をなびかせてカっ飛んでいた


おーい
会いてーなあ
いつか佐渡まで来いよ


震災や津波について (あたしが)わかったのは

自然には絶対に勝てないし勝つ気もない


何万年の歴史があっても恐竜が滅んだように人間なんて無力だ


もしも羽茂にあんな津波がきたら

津波てんでんこと言ったって無理無理


あたしが繋いだ犬を放さないわけにはいかないし


あたしが閉じ込めた猫を部屋から放さなきゃ自分の事まで行き着かない


キナコ
マリモ
シシャモ
もふこ



バイクでは全員は運べないから逃がす


非難所に全員は連れていけないから

あとは自力で逃げてくれと運命は天に任す



とかやってるうちにあたしは飲まれるはず



そして(あたしが)わかったのは


命は大切だとか絆だとか嘘っぽいって事


だって人間は人間を殺すのをやめない


津波から何かを学ぼうとしても

命について考えても


アフガニスタンイラクやイランの人を殺しに行くためのアメリカの基地に屈し続けていく


全てが矛盾だから


あたしは考えるのをやめたいが…




数年前のエイプリルフールに
あたしの無二の親友が亡くなった


11年間同じ現場にいて忘れられない思い出がたくさんある


患者の血と嘔吐物にまみれながら救命に至らず

亡くなったその患者を見送り

白衣に止まったハエを見ながら

「あたし達 男もいないし 寄ってくるのはハエくらいですね…」

「そうですね」


あの時彼女を失うとは想像できるわけもなく
朝日に照らされてた彼女の横顔があまりに美しくて


この美女は
なんで仕事ばっかやってんだろ?


と不思議なくらい
彼女には仕事しかなかったし美しかった



あたしらは毎日毎日
お昼も夜勤中も食べる時間がないから
カロリーメイトなんかかじりながら立ったままカルテを書いて


カップラーメンでさえ お湯を入れた瞬間に急患が入れば
そのカップラーメンは10時間もそのまま放置されるのがオチだったりした


いつもあたしらは敬語でしか話さず

プライベートで飲みに行っても

「あれってオタク的にどう思いますか?」


「いや、わたしオタクじゃありませんから」

「じゃあ何ですか?」

「ジャンルでいったらおツボネですかね」


とか


「え?ペチャパイ?」

「殺しますよ」


そんな会話ばっかり…

あたしらは
ヘビースモーカーの
仕事キチガイ


あの頃のあたしの11年間に 彼女がいない日はなかったのだ


故にあたしは彼女の病や死を受け止めなかった
徹底的に無視してきた


今日10年ぶりにアホっぽい友人の声を聞いたら


亡くなった彼女は決して電話はしてこないのだとわかった


死んだ事を無視しても
あたしが電話を待っているわけでもなく
幸せでいるだろうかと考えるわけもなく


やはり終わっているのだ



あたしはいつも生命について考えない


いきなりブチっと切れるのが命だ


生きている自分を大切にしようという観念もない


欲望と仕事と酒とでいっぱいいっぱいだ


そんなあたしは他人の生命についてどうこう言えないし


ただ 生きて食ったり飲んだりしながら 年がら年中感情を叩き付けている


愛が全てだ


どこまでもあたしは血生臭く泥だらけな生き物