人間としてあたしが生きるということ


夫があたしの写真をHPに乗せていたのでじっくり見てしまった・・

写真は真夏にインフルエンザにかかって海に入ったときの写真だ


海につかって熱をさげよう

海から生まれた生物だから海で再生するはず

それが生命力




夫はあたしに太れという

太って肝っ玉の据わった普通の母ちゃんになれという



ところがあたしは

まだ見ぬアフリカとキューバに憧れ

映画と文学を愛し

一日600キロをバイクで移動


だれとも考えが違うことが多い

だれも知らないことを好きなことが多い

みんなが好きなものを嫌いなことも多い

何か言うと「違う」と言われることも多い



だんだん時々違う部族みたいな気がしてきた


写真のあたしも なんだか普通じゃないきがしてきた




日本の肝っ玉のすわった普通の母ちゃんは素敵だ

強くて元気で優しくて気風のいい女

いいねー


あたしだってウンコもするし屁もこくし


どこにでもいる普通の女というより

普通の生物



太った肝っ玉の据わった母ちゃんには程遠く

母性的な脂肪も器もあたしにはない


あたしは自分の野生をもてあます


強靭な筋肉も持久力も 意味ないものであたしは作られた


サバンナに生まれたチーターだったら良かったのだ

そしてあたしは決して檻に閉じ込められたりしない


あたしは裸で暮らしたい

裸でも誰も気にしない


「おはよう いい天気だな」と普通に挨拶して

だれもあたしが裸だってことを気にしない



そういう思考回路は すごく普通じゃないだろう?


あたしはあたし だからわからなくても良いし あたしもそれでいい

開き直れば平静で穏やかだ